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見えないウイルスが何処にいるかイメージしてみませんか?

 ~コロナ、ノロ、インフル…冬は色んなウイルスへの対策が必要です③


 病院などで働く医療関係者は、病院の至る所に菌やウイルスが存在していることを理解して行動しています。また、食品工場や飲食店で働く人たちは、最悪のケースを想定して、「自分はノロウイルスに感染している。症状が出ていないだけ」と考えて行動していることでしょう。


 ウイルスは小さすぎて目には見えません。どれくらい小さいか想像したことはありますか?例えば、ヒトの手のひらに乗った1個のウイルスを探すのは、地球上でネズミ1匹を探すとか、エベレストでブドウ1個を探すようなものなのです。つまり……不可能ですね(苦笑)


 だから私たちは、日常生活の中では「ウイルスはどこにいる?どう対処する?」とイメージすることが大切です。例えば、電車の吊り革や、エレベーターのボタン、ドアの取っ手……不特定多数の人が触る所には、いるかもしれませんね。でも、別にいたって構わないのです。それを体内に取り込まなければよいのです。


 基本的には、手洗いでかなりの感染が防げるといわれています。手洗いでは、流水や石鹸で「目に見える汚れ」を落としてから、アルコールや次亜塩素酸水で「目に見えない菌やウイルス」を除去します。


 ただし、ここで注意してください。「目に見える汚れ」が残っていたら、どれだけアルコールをかけても、汚れが邪魔をして、それらが菌やウイルスに当たらない場合があります。それではアルコールは効きません。やはり手洗いは重要ですね。


ATP・迅速検査研究会 理事

元月刊HACCP副編集長・元月刊フードケミカル副編集長

立石 亘







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